VIRGIN HARLEY | 今年の冬はもう少し長く走る!寒い季節のマストアイテム「ヒーテッ ク」 特集記事&最新情報

取材協力:株式会社リベルタ 取材・文/野岸“ねぎ”泰之 撮影:河合宏介 構成:Virgin-HARLEY編集部
掲載日:2011年11月17日
今年の冬は、もう少し長く走る!寒い季節のマストアイテム

テレビのニュースが、今年も木枯らし1号が吹いたことを伝えている。少し前までは、バイクで走っていても汗ばむぐらいだと思っていたけれど、気がつけば季節はいつの間にか巡っていたらしい。

 

風がすっかり冷たくなるこの時期は、いつもの年なら愛車のハーレーをガレージにしまい込み、エキゾーストパイプを丹念に磨き上げたり、注文したまま放っておいたカスタムパーツを組み付けたりするのが恒例になっている。休日の寒空の下、近所の若い青年が朝からツーリングに出かけるのを、少しうらやましく思いながら目で見送るのも、もはや当たり前になってしまっていた。

だが、今年の冬はちょっと違う。寒い時期でも走りが楽しくなりそうな、頼りがいのある秘密兵器を手に入れたのだ。それは、最近メタルファイバーという最新のシステムを使った、ヒートジャケットとインナーグローブ。バイクから12ボルトの電源を取る、いわゆる電熱ジャケットで、似たような製品は今までいくつも見てきたけれど、いかにも電線が入っています、というタイプや取り扱いがデリケートなものが多く、どれも食指が動かなかった。しかしコイツは、熱線がどこに入っているのか全くわからないほどしなやかでとにかく軽く、行きつけのショップで試着した瞬間に惚れ込んでしまった。このヒーテックがあれば、きっといつもより長く、冬のライディングを楽しめるはず。そんな期待を胸に、マシンを西へと走らせることにした。

バイクシーズンを、もう少し長く楽しめる理由
冬眠するにはまだ早い!

自宅のガレージから少しマシンを押して歩き、表通りに出たところで愛車に火を入れた。何年ぶりだろう…冬の早朝独特の、凛とした空気が心地よい。暖機を終え、マシンから伸びるパワーコードをワンタッチでジャケットにつなぐと、ゆっくりとマシンをスタートさせた。朝の住宅街を流すうちは、まだヒーターの必要性を感じない。このジャケット、単体でも防寒性能はかなりの高さとみえる。

 

高速道路の入り口で一旦マシンを停め、胸元のコントローラーでヒーターのスイッチを入れた。すぐに背中や胸、腕などが暖まってくる。どうやら10秒で発熱、というキャッチフレーズは大げさではないらしい。高速道路へと駆け上がっても、大きめの襟がファスナーできっちり閉じられているので、首元からすき間風が入ることもなく、快適そのものだ。このままどこまでも走れそうな気がして、一気に高速道路へとアクセルを開けた。

暖房機能付なのに軽い着心地

車の流れに身を任せ、澄み渡った空の彼方に見える遠くの山々に思いを馳せながら、順調に西へと向かう。ヒーテックのおかげで上半身と指先はほとんど寒さを感じることもなく、気がつけば1時間以上も走り続けていた。

 

サービスエリアでヘルメットを脱ぐと、やけにすっきりした気分だ。それは、寒い時期のツーリングにつきものの、着膨れで肩が凝る、ということがないからだと気がついた。実際、ジャケットの下にはロングスリーブのTシャツしか着ていない。このまま売店に歩いて行っても、ライダーだとは思われないかもしれないほどカジュアルだ。入れ代わり立ち代わりやって来るライダーたちは、モコモコとした風体で寒さへの恨み節を口にしている。

 

「まさか、その格好で走っているの…?」そんな驚きの混じった視線に少しだけ誇らしげな気分になって、再び本線へとマシンを向けた。

これだけ揃えば冬でも無敵!?

高速を降りると、山岳ワインディングから高原へと続く道にハンドルを向けた。夏にはよく訪れるこの道も、この時期に来るのは初めてのこと。標高を上げるにつれて寒さも厳しくなってきた。ヒーターのスイッチを一段上げ、アウターグローブを装着すると、体が暖かさで満たされていくのがわかる。

 

延々と続く枯れた草原や、葉がことごとく落ちた樹木が、いかにも寒々しい気分をあおる。でもこれはこれで、冬にしか見られない美しい景色といえる。何よりも、この季節、この景観の中にバイクと共に身を置いている、というのがうれしい。若い頃は寒さを物ともせず、革ジャン1つで走り回ったもんだけど、いつの間にか冬走るのが面倒になり、やがて “冬眠” という言葉を口にするようになっていた。冬の走りをより長く楽しめる贅沢…ヒーテックは、忘れかけていたそんな感覚を思い出させてくれた。

車体と接続する電源コードは、バッテリーの端子にネジで共締めするだけなので超簡単、誰にでも取り付けが可能。円形の端子なので不意に外れる心配もなく、15Aのヒューズも内蔵しているから万一の際にも安心だ。

ジャケットからのパワーコードは裾部分の下側から出るので邪魔にならない。車体からの電源コードとはワンタッチで簡単に接続できるしくみ。電源コードのジャックは使わない際に雨水などが入らないよう、蓋が付属。

コントローラーは胸元内側に格納され、必要なときにサッと取り出せる。温度は34℃から54℃まで、計4段階の調節が可能。設定温度によってLED灯の色が違うので、ひと目で今の温度を確認することができるしくみだ。

ダブつかず、タイトすぎないシルエットは日本人にジャストフィット。背中側の身頃は長く、腰からの冷えを防止。ヒーテックの特徴である薄い「メタルファイバー」が両胸や背中、両腕、首元など6ヵ所に内蔵されているが、ゴワつきなどは一切なく、丸めて収納も可能。

ヒーテックの強力な暖房能力とジャケット自体の保温性の高さで、インナーはロングスリーブのTシャツ1枚でも十分なほど。首元もしっかり閉じるため、かなり気温が低い中を走行しても、温度をMAXにすることはほとんどない。

単品でも購入・使用可能なインナーグローブだが、電源はジャケットの袖部分から出る端子につなぐだけ、しかもジャケットと一緒に温度調節が可能という簡単仕様。ちょっとした走行なら、このインナーグローブだけでも問題ないほどの暖かさだ。さらにお気に入りのグローブをアウターとして使えば完璧で、指がかじかむライディングとはおさらばだ。

お気に入りの革ジャンも活用できる!!

ヒーテックのジャケットを手に入れてから、冬に走りに行く回数が確実に増えた。そんなある日、クローゼットを覗くと、お気に入りだった革ジャンが「出番なし…」とでも言いたげな雰囲気で寂しそうにハンガーに吊られているのが目に入った。もう十数年、秋から冬にかけては、ともにいろいろな場所を走った相棒だ。このまま冬はお蔵入り…というのはあまりにも不憫。そんな話をショップでしたら、ヒーテックにはインナージャケットもあるという。薄手で邪魔にならず、パワーコードも共通だとか。これなら、お気に入りの革ジャンやほかのジャケットも活用できる。一着あるととても便利そうなので、思わず買い足してしまった。

HEATECH公式サイト