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バイカーのためのヘビーオンスデニムジーンズをコアとしたライフスタイルの提案
取材協力/有限会社ワークス  写真/増井貴光  文/杉沼えりか  構成/VIRGIN HARLEY.com 編集部
掲載日/2014年05月07日

アイアンハートのジーンズを愛用している人は必ず言う。「本当にいい」と。あまりにも抽象的な表現であるが、美しく経年変化を遂げた様子を見ると、素直になるほどな、と想えてしまう。スタンダードで飽きがなく丈夫で長く履ける一本。作り手による懸命なものづくりは、それを履くオーナーに受け継がれ、大切に育てられていく。今や世界に多くのファンを持つアイアンハートのプロダクツ。その秘密を探る。

About IRON HEART

永く履けることを再優先にしたモノ作り

ミーティングに行くと必ずと言っていいほど目にするするアイアンハートのジーンズ。お尻のポケットにある特徴的な赤い「W」のステッチを見たことがある人も少なくないはずだが、これほどまでに多くのバイク乗りに愛されているバイカージーンズは他に類を見ない。それはブランドの軸にもなっている「21オンス」というヘビーデューティーなデニム生地がキーになっている。ちなみに、この数字は生地の厚さのことで、多くのファッションアパレルは10オンス前後。「21オンス」という数字は通常のジーンズのおよそ2倍の厚さということがお分かりいただけるだろう。

 

「生地の厚さはプロテクトするというよりも耐える力です。例えば1mmのアルミ板の強度が10としましょう。それを2mmにすると単純に20になるのではなく30や40になったりするわけです。他メーカーに比べると1.5倍~2倍の強度があるので、その分永く履き込むことができます。それにずっと愛用してもらいたいので無償でリペアをやっているんです。長年愛用してきた物ってなかなか手放すのが難しいでしょ? それをずっと履いてもらうためにサポートしたいんです」

 

ブランド設立から今年で11年目を迎えるアイアンハートだが、代表の原木氏はジーンズに半生を費やしている。もともとは誰もが知る大手アパレルメーカーの企画を含めたコンサルタントを行っており、会社名である「ワークス」はトヨタ・ワークスやホンダ・ワークスなどに由来して付けられたという。これは外部スタッフでありながら共に戦うことも意味している。

アイアンハート代表 原木真一氏

大手アパレルメーカーの通訳的な仕事をし、20代の頃からジーンズに携わってきた。その蓄積されたノウハウと素材へのこだわりにフォーカスを当てた物づくりは多くのバイカーから熱い支持を集めている。今ではそれが海外に渡り、世界中にファンを持つブランドになっている。

つくり手の気持ちや売り手の気持ちを汲み取っての商いの成績は順調だった。しかし、ずっと胸に秘めていた物づくりへの情熱を抑えきれず、アイアンハートを立ち上げた。「永く履いてもらえるものを」という信念のもと、21オンスのブーツカットとストレートのジーンズを企画。それらは発売されてから現在に至るまで人気を得ており、バイカージーンズのスタンダードとして定着している証でもある。

 

さらに他メーカーと大きく違うのが在庫をストックしているという点だ。ネガティブなことのようにも思えるが、じつは素晴らしいことで、商品に自信と実績がなければなし得ないことである。多くの場合、アパレルメーカーはシーズンごとに展示会を行い、販売店から販売見込み数を受けて生産を行う。そうすることによって在庫を抱えるリスクを回避し、無駄を省くことができるからだ。しかしアイアンハートの場合はあえて在庫を抱えるのだ。その陰にはブランド設立から定番でリリースしている人気アイテムの存在がある。流行に流されること無く定番で売れているジーンズの存在がアイアンハートを支えているのだ。

バックヤードな話を書いてしまったが、その仕組みがあるからこそ、工場ともいい関係を保てているのもまた事実。先ほどのようなことから、常に工場が稼働できるというのは工場にとっても嬉しいことなのである。工場が忙しくなるのは他社と生産時期が被ってしまうからだ。しかしそれをクリアすることによってアイアンハートと工場の関係は素晴らしいものとなっており、20年以上の付き合いになると原木氏はいう。この両者の良き関係性のなかで生まれるプロダクツは実際に愛用する我々にとっても気持ちよく感じる話ではないだろうか。

 

アイアンハートがブランドを立ち上げてから掲げていたコンセプトが「世界で売れるものづくり」。それにユニークなデータがある。アイアンハートの国内シェアは8割がライダーだ。これはもともと「バイカーのためのジーンズ」と謳ってスタートしたこともあり、まさにその戦略が市場に受け入れられたというわけだ。しかし海を渡るとユニークな展開となる。イギリス、ロシア、オーストリア、スイス、カナダ、アメリカ、香港、台湾など、今や国内だけでなく海外14カ国にもシェアを広げている。海外ではバイカーよりもアメカジが好きで、コアなジーンズファンが8割のシェアを占めている。国内とは真逆だが日本で人気を博しているバイカージーンズが世界から注目を浴びているのは嬉しい事実だ。

 

「今後はジーンズを中心としてライフスタイルの提案をしていきたいです。同じアイテムが好きな人が集える場所の提供を考えています。それの第一弾として“アイアンハートキャンプ”(2014年5月17日~18日開催予定)を企画しました。好きな物を共有できる時間、人……。そういうのをつくっていきたいですね」

OWNER’S VOICE

三浦勝也さん

ハーレーに乗り始めたのと同じくしてアイアンハートの商品を愛用し始めたという三浦さん。もともとアメカジ好きの流れから21オンスのジーンズを手にし、最初はこんな厚みは必要ないのでは? と思っていたが、履き始めてからは一気に価値観が変わったという。「実際にバイクに乗る原木社長がつくる商品はどのディテイルにも説得力があります。この厚みがあるから裾がバタつかないんですよ」と、今では全身アイアンハートだ。

2インチアイアンボーダーT 9,800円(税抜き)は2014年の新作。袖は細く、リブは長めになったつくり。また厚手の生地となっているのでライディング時にバタつかない。

定番モデルである21オンスセルビッチストレートジーンズ 24,000円(税抜き)をちょっとゆったり目で履きこなしている。裾をあげてもいいしブーツインしてもキマる。

裕子さん

隣にご登場いただいているハーレーに乗る三浦さんの影響でアイアンハートの商品を愛用しているという裕子さん。彼女はバイクを運転せず、タンデムオンリーだが、バイクに乗る時は必ず着用している。愛用している“黒鎧”デニムレディースブーツカット22,000円(税抜き)は裕子さんのもともとのスタイルの良さも手伝って、抜群の曲線美を演出してくれる。もちろんメンズ用と同様の21オンスという厚手の生地だ。

12オンスセルビッチデニムウエスタンシャツ18,000円(税抜き)はレディースサイズ(S・M)がある。メンズサイズはXS~XXXLまである。着込むうちに色落ちのアタリ感が楽しめる。

女性用のエキストラエビーなレディースのブーツカット。特徴的なバックポケットの「W」はレッドではなく、ピンク色となっており、女性らしさもさり気なくアピールできる。

石坂智博さん

アイアンハートの商品を愛用してからおよそ10年目。21オンスのブーツカットジーンズを愛用し、10本近く所有。これは石坂さんが好みとしている色落ちやダメージのものをキープしたいという表れでもある。同じ物を履き続けていると経年変化が出やすいのは当たり前。それを分散させるように同じモデルを順番に愛用しているのだ。今では他のジーンズが頼りないと思ってしまうほど同ブランドに夢中である。

3年前に購入したというチェックの旧モデルのシャツ。肉厚な素材だが、着込んでいるうちに柔らかく身体に馴染んでくる。チェックパターンからアイアンハートが提案。

一番愛用しているのは21オンスのブラックデニム。モデル名だとIH-1461 18,000円(税抜き)は、履き込んで1年目。バイクに乗る時以外にも毎日のように愛用しているという。

PICK UP ITEMS

アイアンハートの定番商品の紹介
スタンダードゆえ長年愛されているブランドだ

アイアンハートのブランド設立から変わらない人気を得ている定番アイテムを紹介。21オンスを軸として25オンス、18、19オンスも存在している。好みのシルエット、厚みでチョイスしたい。またメンズアイテムを紹介しているが、シルエットにこだわったレディース向けのラインナップも存在している。すべての商品は無償でリペアOK。縫い目のほつれや生地の破れ修理、裾上げ、リベット打ち直しなどである。ジーンズは洗わない主義の人もいるが、リペアの際は要洗濯とのこと。生地の伸びや変形などがあるためだ。商品を直接アイアンハートに持ち込むか、郵送でも可能。その場合は発送費用(1,000円)が必要。

 

21oz EXTRA HEAVY SELVEDGE DENIM STRRAIGHTCUT
28~40インチ/24,000円(税抜き) 42・44インチ/25,000円(税抜き)

金茶、バナナイエロー、生成りの3色の色を3種類の太さで縫い上げた21オンスセルビッチデニム。スタンダードなデザインで永く履ける一本だ。

ヘリンボーンダブルニーロガージーンズ
28~40インチ/16,800円(税抜き)

ダブルニーで、太もも部分は生地が二重となっているため冬のライディングにも適している。ワークウェアとして欠かせないヘリンボーンは定番として持っておきたい。

ウォバッシュエンジニアペインターパンツ
28~40インチ/19,000円(税抜き)

インディゴで染上げた糸で織り上げストライプにデザイン。ハンマーループやスケールポケットを備えたペインターやワーカーにぴったりなパンツ。

ヘビーヒッコリーエンジニアペインターパンツ
28~40インチ/18,000円(税抜き)

昔ながらのワークパンツをテーマとし、巻き縫いや3本針ステッチに強いこだわりを持って企画。すっきりしたシルエットとストライプでスリムに見せてくれる。

エキストラヘビー「黒鎧」ブーツカット
28~40インチ/22,000円(税抜き)

1021オンスデニム用の極太糸の段階で黒く染めているため、漆黒なような深いブラックとなったブーツカットデニム。どんなシーンにも合わせやすいスタンダード。

1121oz SELVEDGE DENIM 3rd TYPE VEST
XS~XXXL/19,000円(税抜き)

12春夏から秋冬まで着用可能なデニムベスト。袖部分がない分、持ち運びのかさ張りも軽減され、さり気なく羽織るのに丁度いい。ウエストにあるポケットがうれしい。

13HICKORY STRIPE WESTERN SHIRTS
Ladies S・Ladies M・XS~XXXL/14,000円(税抜き)

14ウエスタンシャツのつくりで生地はヒッコリー。着込むほどに色落ちし、しっとりと身体に馴染むのが嬉しくなる一着。巻き縫い下糸はオレンジを採用している。

1512ozウォバッシュストライプウエスタンシャツ
Ladies S・Ladies M・XS~XXXL/14,000円(税抜き)

16身頃や袖などは巻き縫いで仕上げており、昔ながらの強度があるつくり。釦はグローブをしたままでも開閉しやすいYKK社製パーメックス釦を使用。こういうディテールがうれしい。

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SHOP INFORMATION

IRON HEART THE WORKS

住所/東京都八王子市宇津木町733-19 ( 拡大地図を見る
電話/042-696-3470
定休/月曜日
営業/火~金曜日11:00~ 18:00 土曜日 11:00~20:00 祝日・日曜日/11:00~18:00
※月曜日が祝日の場合、日曜日は20:00まで営業

中央自動車道の八王子インターからほど近いところに店舗を構えるアイアンハート。店内は独特で倉庫の中。広い店内ゆえ、ゆったりと買い物を楽しむことができ、代表の原木氏の愛車を見ることもできる。バイカーを受け入れるのに十分なものが詰まっている。