アメリカンバイカーの心をくすぐる注目のヘルメット
- 取材協力/グリーシーキッズ 撮影/井上 演 取材・文/佐賀山敏行 構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
- 掲載日/2017年1月31日
高いファッション性と確固とした安全性によって、ハーレー乗りのマストアイテムとなっているのが、ヴィンテージタイプのジェットヘルメットだ。現在に続くブームは2000年代はじめごろに火がつき、以後、多くのブランドからコンパクトでお洒落なヘルメットが発売されてきた。そんななかで近年、注目を集めているのが『GREASY KIDS』がリリースする『GREASER HELMET』だ。ここではその魅力に迫っていく。
GREASY KIDSは、70年代のデザインを現代の安全基準で再現した『AVENGER HELMET』の日本総代理店をつとめるほか、今なお高い人気を誇る『BUCO』とのコラボモデルや使い心地とデザイン性を両立させたグローブ『GMG』など、数々のブランドを揃える注目のメーカー。そのラインナップは実用性と安全性、そしてファッションにも気づかうバイカーたちの心をくすぐるものばかりとなっている。なかでも『GREASER HELMET』はこだわりのディテールに溢れ、人気急上昇中のブランドである。
ブランドコンセプトは『古き良きホットロッドカルチャーやモーターシーンの演出』であり、その世界観はクルマやバイクを問わない。まさにハーレー乗りにぴったりのブランドと言えるだろう。
もちろんヘルメット自体も魅力に溢れたもので、コンパクトな帽体に新SG規格をクリアした確かな安全性、そして所有感を満足させる美しいグラフィックが特徴となっている。
ヘルメットはライダーがこだわるべき安全装備であると同時に、最大のファッションポイントと言えるもの。だからこそ『GREASER HELMET』で、自分だけのこだわりを主張したいものである。
『GREASER HELMET』の第1弾としてリリースされた『2LINE』は全部で4色。ここにあるフレークレッドとフレークブルー、さらに上の写真で紹介しているフレークブラウンとフレークゴールドである。どれもが細やかなフレークにスピード感あふれる2本のストライプが加えられている。
内側にはブランドロゴが縫い付けられる。『SAFETY HELMET』の文字が、このヘルメットが見た目だけでなく、安全性をも確保したものだという誇りを表している。実際に『GREASY KIDS』がラインナップするのは安全規格に適合したモデルだけ。装飾品などはなく、安心して装着することができる。
チンストラップにはロゴを箔押し。ほかにも帽体後部にあるゴーグルストラップにも箔押しが施され、テンパッドにもロゴマークがあしらわれている。所有感を満たしてくれるディテールといえよう。ほかにも本革を使用したイヤーパッドなど、注目すべきポイントは数多い。
コンパクトな帽体は、ジェットヘルメットを知り尽くした『GREASY KIDS』ならでは。日本人に合わせた設計で被り心地も良好だ。サイズはM(57-58cm)とL(59-60cm)がある。
2017年に新たなラインナップとして加わったのが『CHECKER』(ソリッドブラック)だ。スキャロップにブラックとイエローのチェッカーがあしらわれたデザインは、1950年代のホットロッダーをイメージしたものだという。※写真はプロトタイプで、本仕様とは異なります。
カラーラインナップはマットブラック(写真上)とソリッドブラックの2色。同じブラックでも印象は大きく異なっている。サイズはS(55-56cm)/M(57-58cm)/L(59-60cm)。帽体は『2LINE』と同じもので、コンパクトながらも新SG規格をクリアしている。