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カウハイドを使用した新色、SLATE LEATHER

100年に迫る歴史を持つワークブーツメーカーとしてハードワーカーから絶大な支持を集めているウエスコブーツ。そんなハードワーカーたちのさまざまな現場のニーズに応えるべく、質実剛健なカスタムメニューを取り揃えているウエスコブーツだが、ご存知のようにそれらの豊富なラインナップはハーレー乗りの要望も幅広くカバーしている。もちろんそれらのカスタムメニューはファッション的要素をも満たすものだ。

そこで今回紹介するのはブーツの本質とも言えるレザーの新色となるスレートレザーである。スタンダードなオイルドのブラックやブラウン、レッドウッドレザーをはじめ、型押しを施したペブルレザーや独自の表情を持つドメインレザーをラインナップするウエスコブーツだが、今回明るい印象のグレーをベースとしたスレートレザーが加わった。

4~4.5ozのカウハイドを使用したスレートレザーは十分な耐久性を備えながら、足馴染みが非常によいという特徴を持っている。表革、ラフアウトともに使用可能でロメロ以外の全てのモデルに対応している。もちろん他レザーカラーとのツートーンやスリートーンでの組み合わせも可能。シャフトとクォーターに使用する場合はレザーライニングが必要となる。

ここにピックアップするサンプルブーツはスレートレザーの表革を使った12インチハイトのモリソンとラフアウトを使った7インチハイトのパッカーである。ディテイルについては下で詳しく紹介しているが、今までのスタンダードなウエスコブーツとは一線を画すライトなイメージの仕上がりとなっている。レザーカラーに新たなバリエーションが加わったことで、カスタムの幅も飛躍的に広がった。フリークにとっては「嬉しい悩み」といったところであろう。

  • スレートレザーの表革を使ったモリソン。ライトウェイトステッチはブラウンカラー、ソールエッジはナチュラルとなっている。

  • モリソンのシャープなウエスタントゥとスレートレザーのマッチングはとても良い。ヘビーステッチはホワイトとしている。

  • モリソンのソールは#269 VIBRAMソールを選択。上品な印象のこのソールはスレートレザーとの相性も良い。

  • ラフアウトのスレートレザーが使用されたパッカー。ニッケルのアイレットとニッケルアッパーステッチを組み合わせている。

  • ブーツのイメージを大きく変えるドレス・トゥキャップが取り付けられている。もちろん耐久性もアップする。

  • ソールはモリソンと同じ#269 VIBRAMソール。ドレス・トゥキャップと合わせてドレスシューズのような仕上がりである。