VIRGIN HARLEY |  2012年式 FLDフルカスタム

2012年式 FLD

  • 掲載日/ 2012年07月06日【フルカスタム】
  • 執筆&撮影/モリヤン
    本記事は VIRGIN HARLEY vol.14 にて掲載されたものです
2012年式 FLDのフルカスタム画像
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ひと工夫を加えたスイッチバック
日本人向けの一台に仕上がる

昨年発売されたダイナ系唯一のツアラーモデルである FLD スイッチバック。近年どんどんと排気量がアップされ、大型化が進むツーリングモデルに比べて、日本人にとって無理のない車格とトラディショナルな外観に注目される機種である。

大きな特徴はウインドシールドやツアーバッグが簡単に取り外すことができ、ネイキッドスタイルでも走行が可能なこと。実はこれ、考えてみるとショベル時代の FL シリーズとまったく内容が同じなのだ。では足らないのは何なのか。一国サイクルワークスの梅島国彦さんは、「高級感」であると断言する。

「FLD はすばらしいモデルなんですけど、シンプルなだけにちょっと小ざっぱりしているんですよ。だからその点に少し手を入れるとさらに良い感じのモデルになると思うんです」

変更したのはハンドルまわりやウインカーなどの保安パーツ。そしてシートをシングルとして、シンプルな外観をより強調したシルエットにした。ハンドルバーは低い位置でマウントして、全体のフォルムを低く抑えている。チェンジペダルはシーソー式に変更した。こうすることで、なんとショベル時代の FL のようなムードを醸し出すのだから、スイッチバックはカスタムしがいのあるモデルなのではないだろうか。

もし、あなたがショベル時代のツーリングモデルが好きで、旧車では心配というライダーなら、やはりスイッチバックベースのカスタムはお勧めである。かなりの可能性を秘めていると言って良い。ツアーバックを取り外したストリップでのカスタムも、さらに違う方向性を持ち得るのではないだろうか。

2012年式 FLDのフルカスタム画像

カスタムの詳細をチェック!

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乗りやすくトルクも充分なツインカム 96 エンジン。ダイナ系の乗りやすさを高次元でバランスさせるエンジンは現在ノーマルのまま。
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手作り感あふれるクラフトマン製のバックミラーは、高さも抑えたスタイルで、高級な一品である。
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クラッチレバーとブレーキレバーは、握り良さ抜群のミスミエンジニアリング製。このビレットパーツは息の長いモデルで世界中にファンが多い。グリップは HD 純正カスタムパーツ。
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ハンドルバーは低く抑えるシルエットを作るために重要なアイテムだ。歴史あるフランダース製をチョイスして、クラシカルなシルエットを演出する。乗りやすさも抜群である。
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ウインカーもミスミエンジンアリングのビレットパーツ。長年使い続けるなら絶対の信頼ができる定番パーツである。
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シートはシンプルなシングルを選んだ。
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ステップボードにはやはりシーソー式ペダルが良く似合うし、使いやすい。
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シーソーペダルシフターアームをオリジナルで製作。
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テールまわりもミスミのオリジナルパーツで仕上げ、高級感を高めている。ライセンスプレートマウントキットも含む。
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