VIRGIN HARLEY |  2010年式 FLTRXフルカスタム

2010年式 FLTRX

  • 掲載日/ 2012年01月31日【フルカスタム】
  • 執筆&撮影/モリヤン
    本記事は VIRGIN HARLEY vol.11 にて掲載されたものです
2010年式 FLTRXのフルカスタム画像
2010年式 FLTRXのフルカスタム画像

悪っぽさをうまく表現した
違和感なきロードグライド

近年、圧倒的に支持層を増やしているツーリングモデルの中でも、ひときわ迫力のあるロードグライド。何と言っても巨大なフロントフェアリングにデュアルヘッドライトの外観は、見る者を圧倒する。古くはショベル時代からラインナップされていたこのスタイルも、以前はなかなか日本のライダーには浸透しなかった。それは、あまりに大きな外観が当時の日本人の体格にそぐわなかったことと、やはり FL はヤッコカウルだという根強い意見が大半だったからだ。

現代のロードグライドは、以前のようなカウルだけを後付けしたような違和感がなく、車体の剛性アップもあってその走行フィーリングは最高レベル。そこが若い世代に受け入れられ、カスタムベースとしても人気車種となってきたのである。このロードグライドのオーナーは、今まで何台ものハーレーを乗り継ぎ、スポーツスターでのレース経験もあるベテランライダーだが、自分のやんちゃな部分をこのモデルでも表現するために、カスタムをオーダーした。大きな変更は、ホイールとハンドルバー。カラーリングは、ノーマルペイントの上に同色のピンストライプを追加することで、控えめながらインパクトの強いカスタムとなっている。

ビルダーである一国サイクルワークス 梅島さんのポリシーは「どんなスタイルワークでも、乗りにくさが出ては絶対にダメ」という基本理念があり、そのフィニッシュには定評があるのだが、このロードグライドは「悪者ではなく、ワルっぽさが重要」という基本コンセプトがうまく表現できているライトカスタムとして、完成されている。

2010年式 FLTRXのフルカスタム画像

カスタムの詳細をチェック!

2010年式 FLTRXのフルカスタム画像
極力メッキやステンレス素材は排除するのがワルモノ風。ネス製ミラーも効果的。
2010年式 FLTRXのフルカスタム画像
サウンドにもこだわって、音色の良い J&M 製の3ウェイスピーカーに変更。
2010年式 FLTRXのフルカスタム画像
ノーマルのオレンジラインを生かしつつ、個性的に仕上げたガソリンタンク。
2010年式 FLTRXのフルカスタム画像
シートはダニーグレイ。セミオーダーでステッチが入る。
2010年式 FLTRXのフルカスタム画像
タイマーカバーは一国サイクルワークスのオリジナル商品である。
2010年式 FLTRXのフルカスタム画像
ハンドルバーは CCI 製。ロボットハンドルが個性的な外観を生んでいる。
2010年式 FLTRXのフルカスタム画像
ホイールはパフォーマンスマシン製。5本スポークが特徴だ。
2010年式 FLTRXのフルカスタム画像
フロントカウルにもタンク同様のピンストライプを追加する。
2010年式 FLTRXのフルカスタム画像
エアークリーナーはパフォーマンスマシン製。
2010年式 FLTRXのフルカスタム画像
ブレーキは、一国オリジナルキットの9-1/2ブレンボブレーキセットをダブルで装着。
2010年式 FLTRXのフルカスタム画像
シッシーバーは、クリアキン製のデタッチャブル式を装備する。デザイン上、大きなアクセントになっている。
2010年式 FLTRXのフルカスタム画像
バンパーは LINBAR 製のエンジンガードに変更し、スポーティな外観をアピール。
2010年式 FLTRXのフルカスタム画像
エンジン基本的にノーマルである。JAGG 製のオイルクーラーを装着している。
2010年式 FLTRXのフルカスタム画像
一国オリジナルのサイドスタンドエクステンションと、ビレッドシフターペグも装備。シフターペグもブラックにするこだわり。
SHOP INFO.
住所/神奈川県横浜市鶴見区生麦5-12-14
Tel/045-342-5438
Fax/045-508-6870
営業/9:30~19:00
定休日/水曜・第3火曜 (イベント、レース、ツーリング開催時も別途休業)

関連する記事

ピックアップ情報