1999年以来ハーレーダビッドソンの心臓として活躍してきたツインカムに変わる新型エンジン「ミルウォーキーエイト」こそが2017年モデル最大の注目と言えよう。1気筒につき4バルブとなった計8バルブ仕様がその名の由来で、ツインプラグ&ツインインジェクターが備わり、カムもシングル化。ツーリングファミリーとトライクファミリーには排気量1,745cc(107ci)のミルウォーキーエイト107、CVOファミリー(プロストリートブレイクアウト除く)には排気量1,868cc(114ci)のミルウォーキーエイト114が搭載されることになった。さらに全く新しいフロント&リアサスペンションのコンポーネントが、全てのツーリングファミリーに装備され、快適性、操作性、パフォーマンスを高めている。
ハーレーのモアパワー志向は止まらない。昨年のソフテイルに続いてダイナファミリーもツインカム103へとアップし、一昨年と見比べるとビッグツインモデルは一気にハイパワー時代へと突入。さらにトライクファミリーではすでにアメリカでデビューを飾っていたニューカマー「フリーウィーラー」が日本上陸をはたした。
より力強く、そしてよりスポーティーなクルージングの実現を目指し、期待どおりのバージョンアップをはたした最新のハーレーダビッドソンラインナップ。2017年はハーレー新時代の幕開けと呼ばれる年となるであろう。