VIRGIN HARLEY |  実車を激写!ハーレーダビッドソンの新たな伝説を紡ぐ新型水冷スポーツスター「Sportster S」が登場トピックス

実車を激写!ハーレーダビッドソンの新たな伝説を紡ぐ新型水冷スポーツスター「Sportster S」が登場

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スポーツスターの系譜は
これからも受け継がれていく

日本時間、2021年7月14日(水)の午前0時、スポーツスターファミリーのニューモデル「Sportster S(スポーツスターS)」が世界初公開された。このモデル最大のトピックスは、新開発となる排気量1,252ccの水冷60度VツインRevolution Max1250Tエンジンが搭載されている点だ。このエンジンは1957年に登場した初代スポーツスターであるXLスポーツスターに搭載されたショベルスポーツスターエンジンから、1986年登場のエボリューションエンジンにバトンタッチされたスポーツスターエンジンの三代目にあたる全く新しい水冷ユニットである。先に登場したハーレー初のアドベンチャーモデルであるパン アメリカに搭載されるRevolution Max1250をベースとしたRevolution Max1250Tはトルク重視のセッティングが施されており、3,000〜6,000回転の低・中回転域で最大10%のトルクアップが図られている。

スタイリングはスポーツスター フォーティーエイトを思わせるマッシブなボバースタイルをベースに、フューエルタンク、シートカウル、マフラーはファクトリーダートトラックレーサーXR750(XR750のマフラーは左出し)、フロントエンドはファットボブ114を思わせる唯一無二の個性的スタイルに仕上げられている。実はこのスポーツスターSは、2018年に発表された「More Roads to Harley-Davidson」と名付けられた中期成長計画でカスタムモデルとして発表されたマシンであり、まさかこの車両がスポーツスターの後継モデルだとは当時は誰も想像できなかったはずだ。

今回、あえて新世代スポーツスターファミリーのファーストモデルとして、カスタムテイストが強いこの個性的なスポーツスターSをドロップしたカンパニーの意図は「このスタイルが新世代スポーツスターファミリーのスタンダードなのだ」という強い信念の表れでもある。7月14日(水)より国内予約販売はスタートしており、メーカー希望小売価格はビビッドブラックが185万8,000円、ストーンウォッシュホワイトパール、ミッドナイトクリムゾンは188万7,700円となり、日本国内でのデリバリーは今秋が予定されている。

そんな注目のスポーツスターS(プロトタイプ)のお披露目が、現在、常設型ライダーイベント「Harley Month」を開催中のバイカーズパラダイス南箱根で7月14日(水)に開催された。ここからはその模様を詳しくお伝えしよう。また7月18日(日)の9:00-15:00には、スポーツスターSのデビューを祝うイベント「Revolution Day」がバイカーズパラダイス南箱根で開催され、スポーツスターS(プロトタイプ)の実車がこの日限り一般公開されることになっている。

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7月14日(水)12時より、バイカーズパラダイス南箱根でスポーツスターSのワールドプレミアで使用された発表会映像のパブリックビューイングが開催され、スポーツスターS(プロトタイプ)のアンベールが行われた。

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パブリックビューイングの会場にはベールに包まれた新型スポーツスターSが!期待に胸が膨らむ!!

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パブリックビューイングには一部メディアとコアなファンが集まった。いよいよパブリックビューイングのスタートだ!

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まずは、日本時間、2021年7月14日(水)午前0時にスタートしたスポーツスターSのワールドプレミアで使用された発表会映像がスクリーンとモニターで流された。

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その後、いよいよアンベール!!

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ついにその姿を現したハーレーダビッドソンの新たな伝説を紡ぐ新型水冷スポーツスター「スポーツスターS」。フォーティーエイトのマッシブなボバースタイルをベースに、ファクトリーダートトラックレーサーXR750とファットボブ114のエッセンスが注入された凝縮感のあるスタイリングが最大の特徴となっている。

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2018年に発表された中期成長計画「More Roads to Harley-Davidson」でカスタムモデルとして発表されたコンセプトモデルがコチラ。上のスポーツスターSと見比べていただければお分かりの通り、大きな変更点はなく、ほぼ同じ姿での登場となった。

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ハーレーダビッドソンジャパンの野田社長により、スポーツスターの歴史、そして新しい時代にマッチした新型スポーツスターSはハーレーラインナップの根幹を成すモデルだという熱い想いが語られた。

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続いてハーレーダビッドソンジャパンField Operationsの田中さんにより、スポーツスターSの紹介が行われた。フォーティーエイトを愛車に持つ身長156cmの田中さんの足つき性も写真で確認いただきたい。シート高は755mm。

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イベントのラストは野田社長と田中さんによるフォトシューティング。ステップに足を置いた状態でも余裕があり、スポーツスターSは非常にコンパクトなポジションだということが分かる。

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新開発の排気量1,252ccの水冷60度VツインRevolution Max1250Tエンジンは最大許容回転数9,500rpm、最大トルクは125Nm、圧縮比12:1、そして最高出力は121psを発揮する。フレームはフロントフレーム、 ミッドフレーム、テールセクションの3つに別れ、車両重量は228kg。チョコレートサテン仕上げの軽量マグネシウム製のエンジンカバーが装着されている。

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エンジン左サイドはご覧のようにメカメカしい造形を採用。コイルはVバンクセンターに配置されている。

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フロントフォークはコンプレッション、リバウンド、スプリングプリロード調整機能付きの43mm倒立フォークを採用。ヘッドライトはオーバルタイプのLED、ハンドルはアップタイプのナローバー、フロントブレーキはブレンボ製ラジアルマウントモノブロック4ピストンキャリパーを装備している。6軸の慣性計測ユニット(IMU)を搭載し、コーナリングABS、コーナリングトラクションコントロールシステム、過度のエンジンブレーキによる後輪スリップを抑制するコーナリングエンハンストドラッグトルクスリップコントロールシステムを搭載している。

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旧モデルに比べて大きく進化した左右のスイッチボックス。直感的に操作できる機能性に優れた配置となっている。ミラーはバーエンドタイプを採用。

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メーターは4インチ丸型TFTディスプレイを装備。タイヤ空気圧、エンジン温度、油圧、バッテリー電圧をモニタリングでき、「スポーツモード」「ロードモード」「レインモード」に加え、任意に設定できる「カスタムモード」を2つ登録することが可能。

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容量11.8Lのスチール製フューエルタンク。その形状はスポーツスターXR1200を思わせるもの。カラーは写真のビビッドブラックの他に、ストーンウォッシュホワイトパール、ミッドナイトクリムゾンが用意されている。タンクサイドのH-Dロゴはセンターに集中させ、視覚的効果でタンクをコンパクトに見せている。

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XR750をイメージさせるシートカウル。ソロシートは滑り留めを考慮した表皮の薄型タイプを採用。シート高は755mmに設定されている。純正P&Aでパッセンジャーピリオンパッドとパッセンジャーフットペグも用意されている。

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マシンをレーシーに演出するアンダーカウル。スピード感のあるシャープなデザインが採用されている。

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フロントフレーム下にマウントされたラジエター。その両サイドにはデザイン性の高いカバーが取り付けられている。

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ステップはフォワードコントロールを採用。やや上方にマウントされているので、フォワードハイといった印象である。純正P&Aでミッドコントロールキットも用意されている。

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ダートトラックテイストが強い、2-INTO-1ハイマウントエキゾースト。熱対策としてロングサイズのヒートガードを装備している。

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スイングアームは丸パイプを組み合わせた独創的なタイプを採用。リアブレーキはブレンボ製のシングルピストンキャリパーを装備。フロントタイヤは160/70TR17 73V、リアタイヤは180/70R16 77Vのダンロップ製専用ラジアルが取り付けられている。

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テールランプとウインカーはLEDの別体式を採用。リアアクスルからアームを介してマウントされている。

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会場となったバイカーズパラダイス南箱根では、現在、常設型ライダーイベント「Harley Month」を開催中。バイカーズパラダイス南箱根はハーレーダビッドソン一色に染め上げられている。また7月18日(日)には、スポーツスターSのデビューを祝うイベント「Revolution Day」が開催され、スポーツスターS(プロトタイプ)の実車がこの日限り一般公開されることになっている。

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