12月1日(日)、日本最大のカスタムショー「第32回ヨコハマホットロッドカスタムショー2024(以下HCS)が恒例のパシフィコ横浜で開催された。オフィシャルの発表によると、来場者数は2万4,000人、出展されたカスタムバイクは、なんと500台! 昨年同様、エントリーは事前選考方式が採用され、至極のカスタムマシンが横浜に集まった!
イベント当日は絶好の天気に恵まれ、もはやHCSの名物とも言えるゲートオープンを待ちわびる来場者の長蛇の列により会場前の通路はカスタムフリークで埋め尽くされた。さらに会場の外にもその列は続き、何千という来場者の入場待ちが! 8時のゲートオープン後、お待ちかねのライドインショーが9時よりスタート。会場は異様な熱気に包まれた。
場内の通路は人で溢れかえり、歩くのもままならない状態であったが、改めてHCSの集客力、底知れぬパワーを感じさせられた1日であった。今回のレポート第一弾では、出展されたカスタムマシンはもちろんのこと、メインコンテンツのライドインショーの模様やオフィシャルスポンサーブースをピックアップして紹介させていただこう。近日公開予定のレポート第二弾ではメインのアワードを獲得したマシンを中心にレポートさせていただくのでご期待アレ!
ご覧のように会場前の通路は人、ヒト、ひと!! 先頭の方はいったい何時から並んでいるのだろうか??
そして会場の外にも長蛇の列が! みなさんのお目当はライドインショーの場所取り? それともHCS限定グッズの購入でしょうか??
8時ちょうどにゲートオープン! 一列に並んでグッドマナーで入場です。決して走らないように!
目玉コンテンツのライドインショー。バックヤードではショーに参加するマシンが準備中。こちらは昨年のベストオブショーモーターサイクルを獲得したJurassic Customsの1936 KOSLOW。ビルダーのチーターCC大沢さん(左)とオーナーのネイバーフッド滝沢さん(右)。
さぁいよいよライドインショーのはじまりだ! エンジン始動!
1936 KOSLOWにライドするのは、もちろん滝沢さん!
今年のゲストであるチャボエンジニアリングの木村さんも1955 WLでライドイン!
海外からのゲストビルダーが続々とライドイン!マシンの詳細はこのあと紹介させていただきます!
続いてオフィシャルスポンサーのハーレーダビッドソン、ロイヤルエンフィールド、インディアン、BMWモトラッドのマシンもライドイン!
ライドイン終了後はゲスト紹介が行われ、そのあとゲスト全員で記念撮影!
ここからは海外ゲストのマシンをご紹介。まずはチャボエンジニアリングの木村さんが製作した1955 WL “SILENT ARROW”。唯一無二の存在感である。
Pangea Speedが製作したオーセンティックなチョッパー、1957 パンヘッド “California Gold”。
2024 Born-Free 15 Invited Builder 1st Placeを獲得したBeware Choppersの1945 EL “HOT HEAD”。 ドラッグレーサーのようなフューエルタンクとマフラーに注目!
2024 Born-Free 15 Best in Showを獲得したCHOP Merchandiseの1950 Panhead “LiL BRUTE”。オーセンティックなボバーであるが、シールドの処理が個性的。
Gasoline & Coffeeが製作した1973 Shovelhead “The Naked Truth”。メッキフレームにタイトなミニエイプ、フューエルタンクのマウント位置も絶妙だ!
ここからは出展されたカスタムマシンをご紹介。こちらはURAWUSが持ち込んだショベルスポーツとショベルヘッドの2台のチョッパー。均整の取れたスタイリングに隙のない作り込みが見応えのあるマシンだ。
セレクテッドが手掛けたローライダーSカスタム。スポーツスターのようなスタイリングが目を引くハイエンドカスタムである。
VIDA MCが製作したナックルカスタム。シングルクレードルフレームにより美しいファルムを形成する同店渾身の作!
キャンプシーンを牽引するOLD MOUNTAINのブースに展示されたSVチョッパー。手掛けたのはチャボエンジニアリングの木村さんで、往年のゼロスタイルが目を引く一台である。
TB DESIGN AND WORKSのプライベーター、別所さんが製作したBMW R100RSカスタム。鋳物テイストの外装が無二の存在感を放つ、ハンドメイドマシン!
北九州のインディアンオレンジは2台のマシンを持ち込んだ。オーセンティックなショベルチョッパーにスーパーチャージャーを装備したアイアンディガー!
FATECHの新作、アーリーショベルカスタム。ハイトのあるフューエルタンクにミニエイプバー、そして4速フレームをベースに独創的なリジッド化が図られている。
ジョイライドが製作したパンヘッドレーサー。機能美という言葉がよく似合うマシンである。
OUT CASTが手掛けたスプリットロッカーショベル。見所はステムヘッドの処理と「く」の字に曲げられたメインチューブのラインだ。
ここからはオフィシャルスポンサーのハーレーダビッドソンブースをご紹介。ご覧のように終始人垣が絶えることはなかった。
11時よりはじまったトークショーでは、ハーレーダビッドソンアジアパシフィックVP(バイスプレジデント)のDimitris Raptis氏による挨拶が行われた。
続いてハーレーダビッドソン本社デザイン部門トップのBrad Richards氏が登場しプレゼンテーションが行われた。
その後、ハーレーブースの目玉であるローライダーSTカスタムプロジェクトのマシンをアンベール!
レースに傾倒するジョイライドの西田さんが手掛けたローライダーSTカスタム。カーボン外装で軽量化を図り、足周りの強化とバンク角を稼ぐために車高を上げ、サーキットで最速を狙う! ソフテイル誕生40周年を記念した一台である。
メインのトークショーではハーレーダビッドソン本社デザイナーのダイス・ナガオさんと西田さんにより、今回のローライダーSTカスタムの魅力が語られた。
また、ハーレーダビッドソンブースではアンケートに答えるとステッカーorバッグがもらえるキャンペーンが行われ大盛況!
ライドインショーでも登場したローライダーSTの限定車、タバコフェードも展示された。
ブースにはハーレーダビッドソン南大阪が製作した2022年式ブレイクアウトカスタムが展示。エクステリアはドイツのサンダーバイク製で、各部の徹底したクロームがこだわりとなる。
ハーレーダビッドソンブースでは「和」と「洋」が融合したモデルの撮影会も行われた。
続いてオフィシャルスポンサーのインディアンモーターサイクルのブースをご紹介。至極のカスタムモデルがズラリと並ぶ!
冒頭のライドインショーでも登場したニュースカウト カスタムプロジェクト”FORGED”のマシン。製作はBrittney Olsenでガーターフォークを筆頭にビンテージスタイルで仕上げられている。
IMC SaitamaとPit-In American Motorcycleが手掛けたカスタムコンテストの優勝マシン、FTR1200カスタム。 星条旗をモチーフにしたフレイムスのカスタムペイントは注目度抜群!
カスタムショーには欠かせない女性モデル。チョッパーとの相性抜群!
ここでベンダーブースの模様をご紹介! まずはムーンアイズのオフィシャルブースはご覧のように来場者で埋め尽くされていた。お目当はイベント限定グッズ!
2年ぶりとなる Vans x MOONEYES のコラボ Slip Onも大人気! ブース前は長蛇の列が!!
TOKYO INDIANS MCのブースにも会場限定グッズを求める来場者の長蛇の列が!
ベンダーブースはまさに大混雑! 掘り出し物目当てに人が絶えることはなかった。
イベントの常連、鎌倉のシャフトシルバーワークスのブースに、PSYCHO WHEELS、オフィシャルスポンサーのVOLCOMブースには同ブランドアイコンを模したフューエルタンクを装備したショベルチョッパーが展示された。
こちらはファーストアローズが展示した陸王レーサー。注目はブースを厳かに演出する盆栽だ。その迫力たるや!!
モーターサイクルDENが手掛けたショベルチョッパー。これぞ「DEN」と言わんばかりの美しい仕上がりを誇っている。
福島県のロッドスターが製作したヤマハXS650カスタム。ガーターフォークやフレーム処理、エクステリアなど見所は尽きない。
4台のフリスコチョッパーを持ち込んだ仙台のコズミック。同店の十八番とも言えるこのスタイルは理屈抜きにスタイリッシュである。Sinners’ Pickを獲得!
ケイティーズが持ち込んだアーリーショベルカスタム。一分の隙もないクリーンな作り込みこそがケイティーズの真髄!
ヒデモーターサイクルが手掛けたショベルカスタム。純正フレームとディメンションにはあえて手を加えず、最小限のモディファイで最大限の効果を発揮すべく製作。左右振り出しの伸びやかなマフラー、イーグルのカスタムペイント、そしてレーシーなシートカウルの処理が絶妙だ。