アイコニックなミディアムエイプに、容量13.2Lのスリムなフューエルタンク&チョップドリアフェンダーを装着したソフテイルファミリーのファクトリーカスタム、FXBBストリートボブ。兄弟モデルのFXSTソフテイルスタンダードを含め、ビッグツインモデルの現行ラインナップ中、唯一のチョッパーと言えるのがこのストリートボブである。数多くの個性的なファクトリーカスタムがラインナップされる現行モデルの中でもそのシンプルなスタイルは際立っており、ゆえにカスタムベースとしての高い汎用性も備えている。
ここにドイツのパーツサプライヤー、サンダーバイクが手掛けたストリートボブのカスタムマシンがある。ベースマシンが持つチョッパーライクなフォルムをさらにブラッシュアップさせたスタイリングは、シンプルであるが見応え十分なものに仕上げられている。まず特徴的なのは、サンダーバイクオリジナルのシャープなエイプバーの視覚的効果もあり、ベースモデルに比べ、よりハードな印象をプラスしている点だ。そこにオリジナルのソロサドルにショートタイプのサイクルフェンダーを合わせ、限りなくシンプルなリアエンドを入手。さらにそのサイクルフェンダーにはケラーマンの極小テール&ウインカーが取付けられている。
サスペンションは前後ローダウン、タイヤにはベースモデルと同サイズのホワイトウォールタイヤをチョイスし、フォークブーツと合わせて全体的にクラシカルなイメージのチョッパーとしている。エクステリアのペイントは直球勝負のマットブラック。フューエルタンクにはホワイトのH-Dロゴをドロウ。シンプル極まりないカラーリングであるが、クラシカルなチョッパーにはベストな選択だと言える。やはりチョッパーはシンプルであることが必須条件だ。