VIRGIN HARLEY |  伊藤 智子(2013 FXDL)インタビュー

伊藤 智子(2013 FXDL)

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インタビュー:伊藤 智子(2013 FXDL)

都市高速道路は庭みたいな感じ
ソロでもどんどん走っちゃいます

ゴージャスにカスタムされたローライダー。精悍なモノトーンにカラーリングされているが、細かく見てみるとダービーカバーやスピードメーター周辺には女性らしいラインストーンが施してある。そんなハーレーのオーナーは、愛知県の中心地である名古屋駅前でシティーホテルを夫婦で営む素敵な女性だった。

伊藤智子さんは、名古屋出身だが育ったのは三重県。建築業の父親が生粋のバイク乗りだったこともあって、高校生の時に原付き免許を取得。そしてクルマの免許と同時期に普通二輪免許も取って国産のロードスポーツに乗り出した。

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「私の主人、バイクに乗らないんですよ。音楽が趣味でね。結婚してからずっと私も乗らなかったけど、子供が高校生になったこともあって、復帰しようかなと思いました。それで購入したのは国産のアメリカンバイク。昔みたいに父と一緒にツーリングに出かけてみると、何だかうまく走れないんですよ。それで、技術講習を受けるために自動車学校に行こうと思ったら、その先がありました」

伊藤さんは、その時初めて大型二輪免許が教習所で取れるということを知ったのである。それなら、自分のスキルアップも兼ねてチャレンジしてみようと、通うことになった。

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「免許が取れるなら、ハーレーも欲しいなぁって。それで試乗してみたダイナが乗りやすかったから購入してしまいました。国産車は半年で手放しちゃったわね」

購入したハーレーダビッドソン名古屋には女性スタッフもいるので、カスタムの相談もしやすく、レディースツーリングはほとんど参加しているという伊藤さん。ホテル業務のために泊まりがけのツーリングにはほとんど出かけられないが、ソロでもどんどん走るアクティブなライダーへと成長していった。

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「本当に走ることが好きなんだと思います。ツーリングから帰って来ても、名古屋市内に入ってからさらに都市高速環状線を何周も回ってしまったりしてね。片道150キロぐらいなら、一人で何処にでも行ってしまいますよ」

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取材当日は梅雨の終わり際でにわか雨が時々降るという天候だったが、空模様を見ながら「もう大丈夫そうだから走りましょう」と愛車を引っぱり出す。行き先は近所のカフェなのだが、真っ直ぐに行くと数分なので、あえて都市高速環状線を回ってからカフェを目指した。

「名古屋の都市高速は私の庭みたいなものだから雨上がりでも大丈夫ですよ。少しツーリングしないとつまらないものね」

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カフェに到着するころには西の空が明るくなりはじめ、どうやら雨は上がったらしい。そんな気軽にローライダーを楽しむ伊藤さんの後ろ姿は美しく、そして逞しくもあった。

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