1946 UL
1937年に登場したU系のサイドバルブ。排気量74ciのU/ULなどのモデルに加え、80ciのUH/ULHなどのモデルがラインナップされていた。36年に61ciのOHVナックルヘッドが発売されたあとも、48年まで生産は続けられた。

1937年に登場したU系のサイドバルブ。排気量74ciのU/ULなどのモデルに加え、80ciのUH/ULHなどのモデルがラインナップされていた。36年に61ciのOHVナックルヘッドが発売されたあとも、48年まで生産は続けられた。

美しいピーコックブルーに彩られた1949年式のWL。全体的にナックルヘッドモデルのイメージを凝縮したスタイリングであり、均整の取れたテーパーパイプ・スプリンガーフォークをはじめ、随所にその面影を見ることができる。

スポーツモデルのインディアン45スカウトがミリタリー用として採用されたことに対し、ハーレーは39年からWL45アーミーモデルとしてWLAを生産し対応。

第二次大戦が終わりを告げてから7年ほどたった後のこと。アメリカは大戦で痛手を負ったイギリスに対し市場を開放し、あらゆる商品の販売を認めていた。

新型750ccの4カムサイドバルブエンジンを搭載したモデルKが登場したものの、販売店側からはパワー不足との声が多かった。そんな状況を踏まえ、883ccにストロークアップされたKHが登場。

ハーレー45ツイン=750ccのサイドバルブが搭載されたWLDは、1937年に開催された最初のデイトナ200マイル用に製作されたモデルである。

ハーレーカンパニーはモデルKの派生モデルとしてエンジンパーツを見直したレース仕様のKHKをリリース。スペシャルスピードキットが組み込まれた55ciのサイドバルブツインエンジンにKモデル同様のカセット式ミッションが採用された。

2006年式 FLHXに乗るニシさんの自慢のハーレーを紹介します。「自慢のマイハーレー」では、読者撮影会に参加してくれたユーザーの写真をコメント付きで紹介していきます。

1936年式のELナックルヘッド。言わずと知れたオーバヘッドバルブを採用した最初のエンジンであり、以後のハーレーダビッドソンスタイルの原型となった車両である。

ビンテージフリークならおなじみのパーツメーカー「コロニー」社のプレジデントが所有していた一台。61ciのOHVスペシャルスポーツモデルである。

ここまでのコンディションを誇る1939年型のELモデルは存在しないであろう。TEAK RED×BLACKのツートーンカラーのオリジナルペイントにデラックスバディーシートやサドルバッグも発売当時のままの純正品。

1940年式のナックルヘッド、排気量61ciのハイコンプレッションOHVエンジンを搭載するスペシャルスポーツソロモデルのELである。当時の生産台数は3893台。

第二次大戦時、米国陸軍が正式採用したハーレーと言えば、排気量45ciのSVエンジンを搭載したWLAが有名であるが、この車両は軍の要請で数台のみ生産されたと言われるELモデルである。

36年に生まれたハーレー史上初のOHVエンジンであるE系ユニットの排気量は61ciのみであった。その後、さらなる性能アップを計るために41年に74ciのF系がラインナップに加わることになる。

第二次大戦下のカンパニーは陸軍に供給するWLAなどの生産に携わったものの、一般市場の販売台数の落ち込みは相当なものであった。

排気量74ciのOHVエンジンを搭載した1945年型のナックルヘッド。スペシャルスポーツとして位置づけられた当時のフラッグシップモデルである。

16インチタイヤが標準装備された1941年以降のモデルには、それ以前の前後18インチの車両にはない重厚な存在感が備わっている。

エクステリア/シャシー/内燃機関はもちろんのこと、電装パーツや配線に至るまで、タイヤを除くすべての構成パーツがミルウォーキー出荷当時のH-D GENUINEの奇跡的な車両である。

オリジナルペイントの最終ナックルヘッド。排気量74ciのスペシャルスポーツモデル、つまり当時のフラッグシップモデルである。

新型アルミヘッドに油圧式タペットが採用されたパンヘッドの記念すべきファーストモデル。パンヘッドで唯一となるスプリングフォーク装着モデルであり、そのクラシカルなフォルムから高い人気を誇っているビンテージモデルだ。

初の油圧式フロントフォークを装備した49年式パンヘッド。その滑るような乗り心地を実現したハイドロリックフォークに由来して「ハイドラグライド」と名付けられた。

低く身構えたシルエットが魅力的な51年型パンヘッド。53~55ps/5400rpmによって最高速160km/hをマークしたFLユニットを搭載している。

ハイドラグライド・スポーツソロのデラックスバージョンである1952年式のEL。

ホイールキャップやフェンダーガードなどでドレスアップしたフロント周りを持つ1952年型のFLパンヘッド。
