1982 FXR
1982年、ハーレー初となるコンピューター設計による3点ラバーマウント「トリマウントシステム」を備えた最新のFXRフレームが開発された。これにより、高性能が求められる時代のニーズに対応したH-Dカンパニー。

1982年、ハーレー初となるコンピューター設計による3点ラバーマウント「トリマウントシステム」を備えた最新のFXRフレームが開発された。これにより、高性能が求められる時代のニーズに対応したH-Dカンパニー。

コンピューターにて設計された最新のFXRフレームが採用されたツアラーモデル、FXRT。高速走行では専用設計の大型フェアリング&ウインドシールドの効果は絶大。

スポーツスターの歴史はこのモデルから始まった。サイドバルブのKモデルをベースにOHVヘッドが加わり性能が飛躍的にアップ。今日のスポーツスターにはさまざまな派生モデルが存在するが、このXLこそがその起源である。

XL系のショベルスポーツエンジンの圧縮比7.5から9に上げられたハイコンプレッション仕様のエンジンが搭載された59年式のXLCH。

ビッグツインのテイストが色濃く反映された1960年式のXLH。ナセル付きの大型ヘッドライトにダブルシート、サドルバッグが装着されている。フューエルタンクの形状や前後のディープフェンダーもビッグツインモデルを思わせるフォルムである。

1967年、スポーツスターモデルもビッグツイン同様に、セルモーターが搭載され新時代の到来を告げる。それに伴い、クランクケースのデザインを変更。ご覧のXLHは外装がCHタイプ、ヘッドライトはナセルタイプで66~69年モデルまで採用。

フラットトラックレーサーとして極少数生産された50年代後半のXLRがモチーフとなる、こちらのXLCH。タンクに映えるチェッカーフラッグのデカールが主張するコンペティションホットモデル。

1977年に生み出されたラインナップ唯一のカフェレーサー、XLCR。カフェレーサーは純レーサーXRと同様、余分な装備のない全体に引き締まったスタイルを持つ。

1981年のバイバック運動を機に、スポーツスター25周年を迎えた82年モデルからシャシーとエンジンの見直しが計られて行くことになる。

純ファクトリーレーサーの金字塔、XR750のアルミ製シリンダーヘッドと、当時のアイアンスポーツ最速モデルであるXLXのクランクケースが組み合わされたエンジンを搭載したホモロゲーションモデルXR1000。

1985年、鋳鉄ヘッド&シリンダーを搭載したショベルスポーツスターはこの年をもって生産終了となる。28年もの間、生産され続けた長寿命車のマインドは、次世代のエボリューションエンジンを搭載したスポーツスターへと受け継がれてゆく。

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