所在地/大阪府) 職業/看護師 32歳
今回こうして眞木さんに上から下までコーディネートしていただきましたが、普段はあまりチョイスしないウェアなのですごく新鮮ですね。バイクに乗るときはブーツは必須で、そこからデニムやアーミー系のものを着たりしています。特に操作時、体の動きを妨げないものを選ぶようにしています。ヘルメットも最近はもっぱらフルフェイスです。
このコーデュロイのパンツなど、普段はこうした体のラインがはっきり出る服を着たりしないので、実際にコーディネートしていただいたことで「こういう選択枝もあるな」という発見がありました。このチェッカーのジャケットもすごく気に入って、正直購入を検討しています(笑)。バイクもそうですが、基本的に“自分がこうしたい”と思うスタイルにしているので、新しい境地という意味でファッションにもチャレンジしてみたいと思います。
今回ご協力いただいた津谷さんですが、撮影現場に来られた際のコーディネートは手直しが必要ないほど、バランスが良かったのです。ですので、お好みを踏まえたうえでスタイリングいたしました。
そして、オーナーのファッションですが……“可もなく不可もなく”とういのが、正直な意見ですね。やはりこれだけバランスがとれているバイクでしたら、コーディネートやブランドチョイスにも、“こだわり”が感じられなければもったいなく感じますね。
まずは TOPS からご紹介します。“RELWEN (USA)”のバッファローチェックの CPO ジャケットとインナーに、”MAHARISHI (LONDON)”のハイネック ZIP ニットを合わせてみました。この赤黒のチェックは、アメカジ好きの方には定番の柄だとは思うのですが、かなり土臭いイメージも付いてきます。ですので、インナーにデザインが施されたニットを挟むことによって、新旧のバランスを取ることを意識しました。ニットの ZIP も下から上に向かって垂直ではなく、ダブルのライダースのような若干斜めに向かっていますので、バイカーのイメージを少しだけ匂わすデザインに仕上がっております。CPO は裏側にキルティング、ニットは高圧縮で編んでいますので保温性も申し分ありません。
続いて足下へ。”JBR (FRANCE)”のサイドゴアブーツに、”SPURR (USA)”のコーデュロイパンツ、ベルトは BERYLL (USA)のミリタリースタッヅベルトを使用しました。やはりバイカーにブーツは必要不可欠なアイテム。そこでチョイスしたのが、このフランスのブランド ”JBR”です。本来は高級ドレスシューズを作っているブランドなのですが、デザイナーがバイク乗りでもあるので、セカンドライン(それでも作りは相当なものです!)として展開しているのが、こちらのブーツでございます。そこに NY のデザイナーズブランドの”SPURR”のスリムシルエットのコーデュロイを合わせることによって、都会的なシルエットと素材に暖かみを持たせたコーデになりました。味付けに、”BERYLL”のミリタリーベースのスタッヅベルトで男らしさをプラス!
「こんなに細いパンツだと、バイクに乗るときに窮屈なのでは?」
と思われる方もおられるでしょうが、コーデュロイという素材とパターンがしっかりしておりますので、屈伸しても窮屈さは感じることはありません。いかがでしょうか?
ポイントは、「さまざまな国のブランドでまとめている」のと、「その背景も取り入れている」ところです。こうやって文章にしますと長々となってしまいますが、なにも難しいことはしていません。津谷さんの体型バランスが素晴らしかったのでスタイリングはほんの10分ほどで済ませられましたし、当日来られた際のご自身のコーディネートの色目も変えておりません。津谷さんの愛車はかなりの走り使用ですが、その分無駄がないソリッドなバイクですので、ある程度どのようなコーディネートでも対応できると思います。
1976年生まれ。20歳に大阪・アメリカ村のショウザンビル内にあるヴィンテージショップにて勤務。その後、JOHNNY ANGEL COLLECTION に就職、現在に至る。元RED HOT CHILI PEPPERS のギタリスト JOHN FRUSCIANTE を敬愛するコアな人物。愛車は、TRAMP CYCLE で購入した ハーレーダビッドソン 2004 スポーツスター XL883。
“進化するアメカジ”をコンセプトに、アメリカを中心とした海外の旬で話題性のあるハイエンドなアイテムをリアルタイムでセレクトするショップ。さまざまなテイストを取り入れた、独自のスタイルを提案しているのが特徴的。
住所/大阪市中央区東心斎橋1-9-23大商ビル1F
Tel/06-6253-0909