VIRGIN HARLEY | 高く売れるハーレーカスタム車両とは。ハーレー買取

高く売れるハーレーカスタム車両とは

ハーレーに乗ったら
カスタムしたくなるのは当然

「買取・下取の価格には市場価格が大きく関っている」ことは第1回目の記事で説明させていただきました。「市場価格」はオークションでの相場や各車輌の市場での人気・流通量に左右されています。そこで当編集部では「2004年度のオークションでのハーレー落札台数」と「Virgin Harley(以下VH)の中古車輌登録台数・車輌の平均アクセス数」を比較し、市場で人気の高いハーレー(=買取価格が高いであろうハーレー)を調査してみました。

カスタムの評価基準とは
いかなるものか

バイクに限らず、中古車の世界では「ノーマルに近いこと」が求められています。前のオーナーの好みが強く出ている車輌は、購入時に敬遠されてしまうからです。しかし、カスタムをすることが珍しくないハーレーの場合、カスタムをしているからと言って評価が下がるわけではありません。逆に評価が上がることもありえます。では、どのようなカスタムが高く評価されるのでしょうか。

さて、最初にお伝えしておきたいのは、車輌査定の際の「カスタム」の評価とカスタムショーなどでの「カスタム」の評価は違うということです。カスタムショーなどでは見た目のカッコよさに加え「オリジナリティ」なども高く評価されます。他にはない独創性が高く評価されるのがショーバイクの世界ですね。ショーバイクを見ていると「スゴイ!」と驚かされる車輌は多く、見ていて刺激的です。しかし、車輌の売却の際には少し違った観点からカスタムは評価されています。

「このハーレーはスゴイ!」ではなく
「このハーレーに乗りたい!」

とどれだけ多くの方が思ってくれるか。車輌売却時には、この観点から「カスタム」が評価されます。次のオーナーがなかなか見つからない車輌だと販売店も困ってしまいます。そう考えると「多くの人が欲しい」と思うカスタムが高い評価を受けるのは当然ですね。となると、流行のカスタムがいいのかと思いますが、そうではありません。実は中古車のカスタム車両の人気には流行のスタイルはあまり影響していません。「流行りのスタイル」は一般の人からすると「偏った趣味のカスタム」と見られがちなようです。たとえカスタムショーで賞を取った車輌であっても、店頭に並べてみたらなかなかお客さんが見つからないということはよくあることです。

誰もが「スゴイな」と思うフルカスタム車輌よりも、誰もがカッコいいと思う「癖のない、ライトカスタム」車輌の方が高い評価を得られる傾向にあります。そういうカスタムなら、高評価を得ることができるでしょう。極端な話、そういうカスタムは「ノーマルパーツがなかったとしても」高評価を受けられます。では、具体的に各部位のカスタムがどう評価されるのか、についてご説明いたします。

具体的な
カスタムについての評価

では、具体的にどんなカスタムが高い評価なのでしょう。「このスタイルだと高評価です!」という写真を掲載できるといいのですが、「定番」といわれるカスタムスタイルがあるわけではありません。そのためにハーレーの各部位における評価傾向をご紹介します。

ノーマルパーツ

ノーマルパーツがなくても、大幅に評価が下がることはありません。特にカスタム車輌の全体のバランスがよければ、あまり気にしなくてもいいでしょう。

シート

シートの交換は一般的なカスタムです。交換していて評価が下がることはありません。人気のあるメーカーやショップのシートを付けている場合、むしろ評価が上がる場合もあります。

ウィンカー、ハンドル

ウインカーやハンドルの交換は一般的なカスタムのため評価が下がることはないでしょう。車輌全体のバランスが崩れないようなウィンカーやハンドルの選択をしていれば交換していても問題はありません。

タンク・フェンダー

タンクやフェンダーなどは全体のカスタムバランスを見ての判断になることが多いです。ただ、ここを変更すると大きくバイクのイメージが変わってしまうため、評価が良くなることはあまりありません。ノーマルの外装品は持っておかれることをオススメします。

カスタムペイント

単色のカラーのように、シンプルで飽きがこないものであれば純正カラーでなかったとしても高く評価されています。かつての純正カラーをカスタムペイントで再現している、などは人気があります。しかし「個人的な言葉」や「ロゴ」が入っているような個性的なペイントは、評価が下がることもあります。

マフラー

マフラー交換する方は多く、一般的にマフラー交換されている車輌は評価される傾向にあります。特に人気のショップやメーカーのマフラーが装着されていると、車輌の価値までも上がることもあります。だた、純正マフラーの加工やサイレンサーの消音材などの改造をしてしまっている場合、評価が下がってしまうこともありますので、マフラー加工はしない方がいいでしょう。

キャブレター

キャブレターは季節や乗り方によって、セッティングが難しく、次のオーナーによっては乗りこなせない場合があり「評価が上がる」パーツではありません。下がりもしませんが、純正CVキャブレターは持っておくといいでしょう。

サスペンション

サスペンションの交換は評価されるでしょう。ローダウンされたハーレーは人気が高いですし、その他の高性能なサスペンションが取り付けられている車輌も高評価されています。ただし、リジットサスなど車検に影響してくるサスペンションの場合は、評価が下がることがほとんどです。

エンジン

カム交換、ピストン交換、ボアアップなどエンジン内部のカスタムについては、評価が下がってしまいます。エンジンを開けてみないと中が確認できず、保証ができないためです。エンジン内部のカスタムについては「エンジンの修理歴がある」と同様の判断をされるのですね。

フレーム

フレームまで変更されるカスタムだと、誰もが好むスタイルであることは難しく、次のオーナーが見つかりにくくなってしまいます。そのため、査定持の評価が下がってしまうのは仕方がありません。

ホイール、フロントフォーク、ブレーキなど

ホイール、高性能ブレーキなどのパーツに関しては高い評価を得られることが多いです。また、角度の浅いトリプルツリー(フロントフォークを少しだけ寝かした状態)を装着したものなども人気です。

最後に

簡単に「評価の高いカスタム」について解説して参りましたが、「カスタム」は周りの目を気にしてするものではありません。自分の好みで行うものです。夜な夜なWEBサイトやカタログを見て「どんなハーレーにしようか」と悩むのは楽しいもの。イメージが形になり、出来上がったカスタム車輌を見ると感動もひとしおです。「評価が下がるから」とカスタムを楽しめないのは勿体ないです。なにより、ハーレーの場合は「カスタム」自体が評価されていることも確か。「どのパーツを付けようか」と迷った際にはこのコーナーを参考にしてみてください。「オーナーも満足、誰が見てもカッコいい」そんなカスタム車輌で評価が高いと、嬉しいですね。

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