
ハーレーダビッドソン ジャパン株式会社の正規ディーラーを運営する株式会社陸友・モータースは、2025年5月9日に新店舗「ハーレーダビッドソン横浜鶴見(横浜市鶴見区)」をグランドオープンした。同店は、ハーレーダビッドソン ジャパンとしては5年ぶりとなる新店舗で、ハーレーダビッドソンのグローバル基準に適合する最新のストアデザインプログラム“FUEL(フューエル)”を採用する関東初の新世代型店舗だ。総床面積は1,200㎡(内ショールームは350㎡)という関東有数の広さで、日本におけるこれからのハーレーダビッドソンの発展を担う基幹店舗の1つと位置づけられている。

カスタムにも力を入れていきたいという思いから、店舗のデザインは工場をイメージしたという。黒を基調とし、随所にアクセントとしてオレンジのパイピングを配している。
“FUEL”は、2022年にスタートしたハーレーダビッドソンのストアデザインプログラムの呼び名のこと。メーカーによると、入念にデザインされたスペースや特徴的な要素を複数導入した店舗設計に加え、デジタルエクスペリエンスやグラフィックなどから伝えるメッセージと連動し、ユニークかつ“本物の”ハーレーダビッドソンのディーラー体験、ブランド体験を味わえるものだという。

グランドオープンに際しては多くのメディアや関係者が訪れ、新店舗の注目度の高さがうかがえる船出となった。
オープンに際し、メディアプレビューに臨んだハーレーダビッドソン ジャパン代表の玉木一史氏は「ハーレーダビッドソンの新たなイノベーションを象徴する新店舗であり、日本におけるハーレーの未来の礎となるストアを、初めて関東エリアでお披露目できることを嬉しく思います」と挨拶。

ハーレーダビッドソン ジャパン代表の玉木一史氏。「歴史やこれまでのお客様を大切にしつつ、次の100年に向けて進化を示すのも“FUEL”の役割」と話す。
続いて“FUEL”を体現するポイントとして「ハーレー伝統のロゴである“バー&シールド”から文字を抜いてアウトラインのみのロゴとしたこと」、「ディーラーごとの特徴を活かした店舗デザインで、横浜鶴見はインダストリアルでファクトリーを想起させるイメージとしたこと」、「オンラインから多くの情報を得られる昨今だが、カスタムやツーリングなど、実際にハーレーダビッドソンを通じて体験できるすべてのことを提供する場であること」の3つを挙げた。

写真左からハーレーダビッドソン ジャパン代表の玉木一史氏、店舗を運営する株式会社陸友・モータース代表取締役 安達正純氏、店長を務める神剛氏。
新店舗の象徴ともいえる新しいバー&シールドのロゴは店舗の2階部分に掲げられ、大きな窓を通して店の外からもよく見えるように配置されている。ショールームは開放感のある吹き抜けとなっており、最新のマシンが飾られているのはもちろん、カスタムの参考になるパーツコーナーや、ゆっくりとくつろげるカフェコーナーも配されている。

FUELの象徴ともいえるアウトラインのみの新しい“バー&シールド”ロゴは、店舗の内外からもよく目立つ。

整然と並べられたパーツやアクセサリーは、カスタムのイメージを大いに盛り上げてくれる。

作業を待つ間や仲間との集いにも重宝しそうなカフェコーナー。

入口脇のレセプションには大型のディスプレイが備えられ、作業料金表やスタッフの紹介などが映し出される。
2階には独立したショップを思わせるアパレルコーナーがあり、ジャケットやパンツ、ヘルメットなど、豊富なアイテムが揃っているほか、仲間と語らうのにうってつけなラウンジも備えており、ツーリングの前後に立ち寄るのはもちろん、ここを目的地として集う、という楽しみ方もありだろう。

さまざまなアイテムが並び、見ているだけでライディングへのモチベーションを高めてくれるアパレルコーナー。

ソファーが置かれ、仲間とゆったりくつろげる2階のラウンジ。

ラウンジの奥には、1913年に登場し、日本に初めて輸入されたといわれる「モデル9-E」が展示されていた。

関東エリアの店舗の中でも広いスペースを誇るサービスファクトリー。現在リフトは4基だが、将来的には6基となる予定だという。
新たなストアデザインプログラム“FUEL”を採用した「ハーレーダビッドソン横浜鶴見」は、ハーレーダビッドソンのイノベーションを感じられる基幹店舗として、地域に新しい風を吹かせてくれる存在となるはずだ。