FRISCO
排ガス規制に対応したフューエルインジェクション仕様のFRISCOモデルがEVOと同時リリースされた。オリジナルフレームにS&S製ショベルヘッドモーター/ナローグライドフォーク/スポーツスタータンクといったベースパーツを踏襲して、次世代に向けEFI化が果たされている。

排ガス規制に対応したフューエルインジェクション仕様のFRISCOモデルがEVOと同時リリースされた。オリジナルフレームにS&S製ショベルヘッドモーター/ナローグライドフォーク/スポーツスタータンクといったベースパーツを踏襲して、次世代に向けEFI化が果たされている。

コンプリートカスタムを手掛けるロデオのラインナップの中でポピュラーなモデルと言えるBISON。グースネックフレームで地を這うような「LOW&WIDE」スタイルが特徴となるマシンである。

超ド級のロングフォークは、特注のなんと40インチオーバー! 更に手間隙掛けたツイステッドタイプである。もはや乗り味云々ではなく、このスタイルこそが乗り手の生き様。

LOW&LONGを指針にグースネックのソフテイルフレームがベースになるショベルヘッド。スプリンガーの脆弱性をカバーすべくショックユニットをサイドに装着。

群馬のアイアンワークス雅がメタルワークを担当し、カスタムペイントショップのNOMAD CONCEPTがフィニッシュした75FXE。トライアングルを形成したサイドビューが見せ場となるマシンは女性オーナーに合わせ艶やかに製作。

怒涛の迫力を放つPRO-STREET DRAG。このマシン、サーキットのみでなく街乗りもOKだというから驚きだ。

貴重な1981年式のFXB STURGISのオリジナルモデルである。ローライダーから派生したモデルのスタージスはプライマリー、セカンダリーともにベルトドライブを初採用した車両。

ジェネレーターショベルをベースに、ハイドラグライド仕様に仕上げた1969FL。全体のジェントルな雰囲気に映えるホワイトウォールタイヤが静かに存在感を主張している。

東京世田谷区のハーレーカスタムショップ、ミスティが手掛けた80FXはオールドスクールボッバーをコンセプトにフィニッシュされたマシンである。74スプリンガーと手前にベントしたハンドル、前方に装着したソロシートで無理のないライディングポジションを形成している。

「純正タンクが引き立つように」というコンセプトのコチラのFLHはビルダー本田氏の愛車である。イチから組み上げたというオリジナリティー溢れる造形は、作り手の世界感をそのまま投影したものだ。

4速フレームをベースにした必見の一台。ポイントはオイルタンクだ。

ラフモーターサイクルガレージのビルダー伊藤とよく走るというオーナーの夢の結晶と言えるマシンである。ベースは1976FXEであり、4速フレームを最大限に生かしたスタイリングが与えられている。

現オーナーが他のKONGSクルーより譲り受けたという1967年式のジェネレーターショベルをベースに、伊藤毅率いる横浜市のラフモーターサイクルガレージでエクステリアが一新されたマシンである。エクステンドされたテレスコピックフォークにより、若干カチ上がった骨格となる全体的なフォルムに、シッシーバーとキング&クイーンシートがベストマッチ。

都会に合うカフェレーサーをコンセプトにジーンならではの解釈で仕上げたマシン。前後19/15のインベーダーホイールは外装のフラットベースのカラーリングに合わせオリーブグリーンにペイント。

27インチオーバーのフロントエンドが圧巻の78FLHはジャマー製フレームをベースにフロントを5インチストレッチ。2連のアリス製ヘッドライトはレンズをイエローに塗装し、時代考証を踏まえ前後19/18のホイールにはインベーダーを選択。

鈍い輝きを放つニッケルメッキフレームがポイントの1978ショベルチョッパーはダークトーンを基調にして製作されている。外装のディープパープルやエンジン、ホイールをブラックにすることでブラスのライザーやマフラーの存在感を強調している。

「仙台チョッパー」の名を全国に知らしめた主要ビルダーのひとりである千葉のカラーが全面に現れた1979年式ショベルヘッドをベースに製作されたチョッパーがコチラ。もはやお家芸と言えるストレッチフレームにロングフォーク、エイプハンガーとスポーツタンクを見事にバランスさせて不動のスタイルを入手している。

一貫してこの手のチョッパーを手掛けるビルダー千葉正樹主宰のフリークス。こちらの1967のアーリーショベルは全体をブラック&クロームで統一されている。

埼玉県のエルミラージュは王道的と言えるFRISCOスタイルに仕上げたショベルを出展。前後レッドのキャストホイールやミッドハイのポーカーパイプ、ハイライザー&スーパーバーといった普遍的セットアップを踏襲し、スリムかつコンパクトに製作されている。

ストックの4速フレームには全く手を加えずに、バランス良く仕上げられた1981年式ののFXS。引き締まった印象を与えるべく前後キャストホイール、マフラーなどをブラックアウト。

オリジナルMCブランド「ボスリーモーターサイクルス」の2008年式ECR。オリジナルフレームにはS&S製93ci.(1550cc)のショベルモーターを搭載。

「CRAZY MANTIS」と名付けられた1978ショベルヘッドは徹底的に手が加えられている。エッジの効いたワンオフハンドルはインナースロットルでクリーンな印象を与え、フューエルタンク/オイルタンク/リアフェンダーはアルミ板から叩き出しで製作されている。

ショベルヘッド以前の車両をメインに扱う秋田のディフェクトが持ち込んだ1980年式FLHは上方へエクステンドされたフレームとフロントエンドが個性となるマシンである。タンクアンダーパネルは丁寧にスムージングされてメインチューブと見事な一体感を演出し、程よいハイトのシッシーバーにはワンオフのキング&クイーンがセットされている。

チョッパーやビンテージバイクフリークが多いKONGS内において、ショベルヘッドのローライダーに情熱を注ぎ続けるオーナーの愛車。カスタムマシンが溢れ返ったクールブレイカーの会場内において静かな存在感を放っていた。
