VIRGIN HARLEY |  第10回JAIA輸入二輪車試乗会・展示会 H-Dブースレポートトピックス

第10回JAIA輸入二輪車試乗会・展示会 H-Dブースレポート

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総勢17台もの2025年モデルをリリース!
新クルーザー4モデルはパフォーマンスが飛躍的に向上!!

例年通り今年も大磯ロングビーチ特設会場にて開催された第10回JAIA輸入車二輪車試乗会・展示会。世界中から輸入され日本で正規販売されている数々のモーターサイクルメーカーの車両に試乗することができるメディア関係者向けのイベントだ。

ここではモーターサイクル界の王者ハーレーダビッドソンのブースをレポート。大幅にアップグレードしたクルーザー4モデルの中からローライダーSのインプレッションも合わせてお伝えする。

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第10回JAIA輸入車二輪車試乗会・展示会のハーレーダビッドソンブースには、3月に発表されたばかりの2025年モデルがずらりと並べられた。今シーズンの注目株は、ストリートボブ、ヘリテージ クラシック、ファットボーイ、そしてローライダーSの4種のクルーザーだ。

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ミルウォーキーエイト117カスタムエンジンが採用された2025年モデルのファットボーイ。ファットボーイは30年以上もの歴史を持つモデルだが、いつ見てもスタイリッシュなデザインだ。

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現在普通自動二輪免許で乗ることができる唯一のH-DモデルであるX350。2025年モデルで採用されたコズミックブルーは光の当たり方で印象が変化し、美しい。乗りやすくビギナーはもちろんセカンドバイクとしても人気がある。

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2025年モデルのスポーツスターSはエンジンとエキゾーストシステムがブラックアウトされ、俄然マッスルなイメージとなった。リアサスペンションのリセッティングにより、トラベル量が51㎜から82㎜へ引き上げられた点も注目。

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ツーリングファミリーの絶対的存在であるロードグライド。シャークノーズフェアリングの意匠が変更されてから、より一層モダンかつ迫力のある顔つきとなった。ボディラインからホイールの形状まで芸術品のような作りこみだ。


ハーレーダビッドソン ローライダーS プチインプレッション

従来モデルオーナーが嫉妬する変化!
別次元に進化したスポーツクルーザーのキング!!

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3月に発表されたハーレーダビッドソン2025年モデルの中でヒーローモデル的な取り上げ方をされたのは、ストリートボブ、ヘリテージ クラシック、ファットボーイ、そして今回の第10回JAIA輸入車二輪車試乗会・展示会において試乗したローライダーSの、ソフテイルクルーザー4機種だった。

なにが変わったかと言うと搭載されるエンジンであり、すべてミルウォーキーエイト117エンジン(1923cc)へと排気量が引き上げられている。さらにそれはクラシック、カスタム、ハイ アウトプットという3種類のセッティングが施され、ストリートボブとヘリテージ クラシックにはクラシック(最高出力91馬力、最大トルク156Nm)、ファットボーイにはカスタム(最高出力103馬力、最大トルク168Nm)、ローライダーSはハイ アウトプット(最高出力114馬力、最大トルク173Nm)となっている。

私はそもそもローライダーSというモデルが好きで、今回の試乗会にてローライダーSを見た時に、スタイル的にはほぼ変更されていないことにむしろ好印象を受け、いつもの調子で跨り、エンジンを始動し走り出した。しかし内容は”別物”と言っても過言ではないほどアップデートされていた。まずエンジンの吹け上がり方が異常なほど軽い上、パワー、トルクが一回り増大していることが伝わってくる。ライディングモードを最もホットなスポーツにセットすると、2000回転ほどで振り落とされそうな加速を味わうことができる。

従来採用していたミルウォーキーエイト114エンジンでもパフォーマンス的には十分ではあった。がしかし、実は各種制御により抑えられている部分があったことも知っていた。それが一気に解放された感覚なのだ。さらに足まわりもしっかりとついてくるので、強烈なパワーでありながら破綻するような雰囲気もない。アイドリングも1000回転以下に抑えられており、ハーレーならではの鼓動感を楽しめる。ラインアップの中でも、屈指の暴れん坊として知られているローライダーSは一皮むけ、マッスルスポーツの新次元を切り開いた!


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ミルウォーキーエイト117エンジン・カスタムを搭載。キング・オブ・バガーズで培ったレーステクノロジーのフィードバックもあるのだろうが、それにしても本来のパフォーマンスをしっかりと引き出し、それを制御する技術に脱帽。


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西海岸を中心にムーブメントとなったフリスコスタイルにおいて、さらにスポーティな印象を付加するビキニカウル。コンパクトではあるが、これが有るのと無いのでは、ハイウェイクルーズの快適度が格段に変わる。


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フロントタイヤは19インチとやや大径。しかし想像以上に良く曲がる。サスペンションの動きやブレーキの効きも申し分ない。ABSやトラクションコントロールなどの安全装備も万全。


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シングルメーターをハンドルライザーにセット。シンプルで視認性が良く、左手のスイッチで各種インフォメーションを簡単に呼び出すことができ、使いやすい。


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ローライダーSがハイパフォーマンスでありながらも、スポーティかつ扱いやすいと感じるのはライディングポジションも大きく関係している。ハンドルバーの位置が良く、小回りすら容易にできる。


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加速時に腰をしっかりホールドしてくれ、しかも適度な反発力がある。アナウンスは無かったが、シートも改善されているように思えた。ローライダーSはスタンダード状態では一人乗車仕様だ。


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リアタイヤは16インチとフロントと比べかなり小径。現行ソフテイルフレームは完成度が高く、どのようなシーンでも走らせ易い。エンジンのパフォーマンスが引き上げられたことで、ベルトやブレーキの摩耗具合が気になるところ。

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