中部地区を代表するバイクカスタムショー「JOINTS2021(ジョインツ2021)」が2年ぶりに開催!
去る2021年8月8日(日)に愛知県名古屋市の“ポートメッセなごや”で開催された「ジョインツ2021」。新型コロナウイルスの問題で2019年以来となる2年ぶりの開催となったのだが、多くの人がカスタムショーの開催を待望していた様子である。

1990年代のアメリカではそれまでの55mph(約90km/h)という速度規制が見直され、65~75mph(100~120km/h)へと緩和されました。これに応える形で1999年に登場したのが「ツインカム88(1450cc)」です。さらに2007年にデビューしたツインカム96(1584cc)から2011年にはツインカム103(1689cc)がツーリングファミリーの4モデルに搭載。2014年にはツインクールドツインカム103(1689cc)が、そして2016年にはCVOにのみ搭載が許されていたスクリーミンイーグルツインカム110(1801cc)がSシリーズに採用されました。まさにハーレー大排気量化時代の到来と言えるでしょう。
1984年に登場して以来、約16年間に渡って愛されてきたエボリューションも、当時のクリントン政権が行った国内最高速度引き上げ(100km/h以上の巡航が合法となりました)によりその役目を終えようとしていました。もちろん65~75mphという速度は、エボリューションでもまったく問題のない数字です。しかし、荷物満載で1日何百キロも走りぬくアメリカのライダーには、少々パワー不足は否めなかったのも事実です(さすがにアメリカ、走行距離もスケールが違いますよね)。
そこでハーレー社が1999年自信を持ってリリースしたのが「ツインカム88」エンジンです。なんと従来までのワンカム構造を改めカムシャフトを2本にするという大改革が行われました。もちろん、ハーレーの伝統とも言うべき空冷45度VツインOHVは守りながらです。排気量は従来の1340ccから1450ccへ拡大され、ハイウェイでもストレスなく走りきることの出来るエンジンが誕生しました。
またそれ以外でも、シリンダーフィンの表面積を増やすことで冷却効率を約50%ほどアップさせたり、排気バルブの小径化するなど混合気の完全燃焼を図るコンバスチョン技術と細かい点火時期制御で厳しい排気ガス規制にもクリアできるようになっていたりと、まさに現代に適応するものとなっています。
ちなみに1999年のツインカム88はツーリングファミリー、ダイナファミリーに搭載され、ソフテイルはエボリューションのままでした。2000年、無駄な振動を効果的に打ち消すバランサーを搭載したツインカム88Bエンジンを搭載したソフテイルがデビューし、ビッグツインはすべてツインカム88(またはB)に統一されました。
冒頭でも申しましたが、ハーレーユーザーの最大の要望は「モアパワー」でした。これまでのハーレーの伝統的なワンカム方式で排気量アップ(出力アップ)を目指すためには、クランクケースが大きくなってしまったり(排気量がアップするとギヤトレインの1軸カムでクランクシャフトの強化、ベアリングの大径化が必要でした)、エンジン全高が高くなってしまったり(ストローク延長のため)と乗り物として不適当だったんですね。
空冷45度Vツインという伝統を守り、排気量アップに見合う強度をもち、コンパクトなクランクケースを実現するという、この難題の解決策が「カムシャフトを前後に振り分け、それをチェーンで駆動させる」という方法だったのです。そう、つまり2カム方式、ツインカムというわけです。ちなみに一般的に「ツインカム」というと『DOHC=ダブル・オーバー・ヘッド・カムシャフト』を示します。ハーレーに乗らない人に「ツインカム」というと誤解を招くかもしれません。そういう時には「2カムOHV」のことと説明してあげてください。
ハーレー社がツインカム88発表時に『ファットヘッド』とアナウンスされていますが、ほとんどの人は「ツインカム」と呼んでいますね。エボリューションの『ブロックヘッド』以来、通称はあまり根付いていないんですね。それだけ正式名称が呼びやすいという話でしょうけれども。
大幅に向上しています。ボアを約6.5mm拡大、ストロークを約6.4mm短縮して、ショートストローク化し、高回転型のエンジンとすることで、上限回転数がエボ時代の5,000回転から5,500回転へとアップ。排気量が110ccほど大きくなったこととあわせて非常に大きなトルクと最高速度を持ち合わせることに成功しています。また、当時はオプションで1550ccへのボアアップキットも純正部品で用意されており、更なる最高時速の引き上げにも対応していました。
ツーリングファミリーやダイナ、ダイナグライドファミリーはラバーマウント(エンジンをフレームに取り付ける際、ゴムを介して取り付ける手法。高回転域での不愉快な振動をゴムが吸収してくれるメリットがあります)が採用されています。しかし、ソフテイルはエンジンとフレーム、タンクとの間に隙間がないという美しさを重視したモデルです。ラバーマウントの性能は充分ですが、アイドリングや低速時にエンジンが大きく震えるためにエンジンとフレーム、またはタンクとの間に隙間を作る必要があります。エボリューションまでのソフテイルはエンジンをそのまま取り付けても問題ありませんでしたが、ツインカム88の場合はその強大なパワーでそのまま取り付けることが難しい状況でした。振動が強すぎて、乗りづらいというわけです。そこでハーレー社は、ツインカム88に振動を打ち消すバランサーを搭載することにします。こうして完成するのがツインカム88Bなのです。ソフテイルの美しいマウントを実現するために、専用エンジンを改めて作るというこのこだわりこそがハーレーたるゆえんかもしれませんね。
エンジンの大きさを示しています。単位はキュービックインチですね。ちなみに1ci(キュービックインチ)とは、約16.378cc(キュービックセンチメートル)のこと(1インチが約2.54cm。1立方インチは2.54cmの3乗)。つまりエボリューションの1340ccは80キュービックインチ、ツインカム88の1450ccは88キュービックインチというわけですね。単位がややこしいですが、まあ1ci=16.4ccと覚えておけば問題ないと思います。
全世界的に年々厳しくなる排ガス規制に対応し、モアパワーを求めてツインカムの排気量はどんどん大きくなっています。2007年にはツインカム96(1584cc)が、2011年にはツインカム103(1689cc)がツーリングファミリーのFLTRU103、FLHTCU103、FLHTK103、FLHTK103 W/SCに搭載されました。豊かなトルクと沸き上がるパワーが低速域から高速走行までゆとりに満ちた走りを実現。快適な旅のための装備と走行性能がさらにスケールアップしたと言えます。
2014年にはツーリングファミリーのアップデイトプログラム「プロジェクトラッシュモア」により、大幅なリューアルが施されたツーリングモデル。中でも注目は従来の空冷ツインカム103エンジンに水冷機能を備えたツインクールドツインカム103の登場でした。ロアフェアリング内にシリンダーヘッドを冷却するラジエーターを装備した革新的なエンジンです。
年代が前後しますが、2010年には毎年ミッドイヤーモデルとして発表されていたファクトリーカスタムの最高峰「Custom Vehicle Operation(CVO)」がレギュラーのイヤーモデルとしてラインナップに加わりました。そのエンジンはハーレー最強のスクリーミンイーグルツインカム110(1801cc)です。そして2016年には、その圧倒的ハイパフォーマンスを誇るスクリーミンイーグルツインカム110エンジンを搭載したSシリーズが発表されました。ソフテイルスリムS、ファットボーイSに続いて2016年1月にローライダーSが登場したのです。
去る2021年8月8日(日)に愛知県名古屋市の“ポートメッセなごや”で開催された「ジョインツ2021」。新型コロナウイルスの問題で2019年以来となる2年ぶりの開催となったのだが、多くの人がカスタムショーの開催を待望していた様子である。
秋田県唯一のハーレーダビッドソンディーラーである、ハーレーダビッドソン秋田。2020年10月にオープンしたばかりの店舗の外観は、どう見てもハーレーディーラーで、ショーウィンドウの中にもハーレーのバイクがキレイに陳列されているが、実はこの地で50年続く老舗のバイクショップだ。ハーレーひと筋ではなく、他メーカーのバイクも多彩に取り扱うマルチなショップだからこそ、パンアメリカやSportster™Sのような新世代のハーレーにもしっかり対応できる。
クラブスタイルにまとめ上げられた2010年式FXDBストリートボブを愛機に持つ長谷川 透。彼はウエスコとも関係が深いクロムハーツの商品課でリペアのマネージメントやメガネ類の発注に加え、店舗スタッフのOJTなどを仕事としている。そんな彼はウエスコフリークでもあり、取材当日はブラックラフアウトのロメオを履いてきていただいた。
バガーカスタムの指標とも言えるセクシーなプロポーションと、ミルウォーキーエイト114エンジンの多大なるパフォーマンスがセットされたFLHXS ストリートグライドスペシャル。最新テクノロジーを高次元で融合させたハーレーの快作と言える。
ハーレーダビッドソン初 のアドベンチャーツアラー、「パン アメリカ 1250/スペシャル」。走行をアシストするための先進安全システムを搭載し、パワフルでスムーズ、路面に吸い付く安定感があり、見た目以上にスポーティでダートも楽しめる。
日本時間、2021年7月14日(水)の午前0時、スポーツスターファミリーのニューモデル「Sportster S(スポーツスターS)」が世界初公開された。そんな注目のスポーツスターS(プロトタイプ)のお披露目が、現在、常設型ライダーイベント「Harley Month」を開催中のバイカーズパラダイス南箱根で7月14日(水)に開催された。ここからはその模様を詳しくお伝えしよう。
すでにハーレーに乗っている人も、これからハーレーに乗りたいと考えている人も、どちらも注目して欲しいのが、このハーレーダビッドソン名古屋だ。100台を超えるツーリングイベントの開催や、カスタムコンテストでの実績、さらには他メーカーも含めて高価買取の実績も多数あり、貴方のこれからのハーレーライフを楽しくしてくれること間違いなしだろう。
高知県には日本が誇る最長スーパー林道こと「剣山スーパー林道」がある。距離は長いが難しいところはなく、林道としては道幅も広い、極めて初心者向けのフラット林道で、パンアメリカでオフロードデビューするのには最適と言えるだろう。そしてこのハーレーダビッドソン高知には、ハーレーだけでなくオフロード経験も豊富なベテランライダーが在籍しているため、そんなパンアメリカを楽しみ尽くすのに最適なショップと言えるだろう。
四国といえば、お遍路。愛媛は1番札所をスタートしてちょうど半分ほどの行程を終えた旅人が一息つく土地。お遍路に限らず、旅人に優しくする文化が土地の人々に染み付いている。そんな愛媛県唯一のハーレーダビッドソン正規ディーラーが、このブルーパンサーだ。ハーレーというブランドに感じる少し厳ついイメージは、この店には全くない。
敷地内でのバイクの試乗が可能なディーラーなんて、なかなかあるものではないのが、ここハーレーダビッドソン知立は700坪の広大な敷地を有するがあまり、Uターンなしで試乗ができてしまうと好評だ。国道1号線沿いに在し、高速インターからも近く、ロケーションバツグン。また専任スタッフも多く、古い年式の車両修理も任せることができる。
数多くの人気モデルを生み出してきたウエスコジャパンリミテッドモデルであるが、今回新たな2モデルが発表された。特別なホースハイドを採用した「HORSEHIDE CHUKKA」と「HORSEHIDE ROMEO」の登場だ。これらモデル、最大の特徴となるレザーにはイタリア・トスカーナ州のタンナリーが手掛けた「VACCHETTA LEATHER(バケッタレザー)」が使用されている。
2021年6月16(水)、東京・代官山のGAIEDEで「WESCO JAPAN OPEN HOUSE 2021」が開催された。ワンデーでの開催とあって、全国からウエスコディーラーが訪れ、会場は終始活気に溢れていた。
ハーレーの中でも、屈指の人気を誇るバガーモデル、FLTRXS ロードグライドスペシャル。円熟した完成度でライバルを圧倒するこのスペシャルなバガーを試乗インプレッション!
WESCOのレースアップブーツの「顔」とも言えるレース(紐)の標準は、ナイロンレースのタン、ブラック、そして日本限定カラーとなるブラウンの3色で、カスタムメニューとしてレザーレースのブラウン、ブラック、日本限定カラーのホワイト、そして現在は廃盤となったネイビーに代わり、新色のディープブルーが登場した。
ハーレーダビッドソンの年式別モデルカタログ「2021年式 ツーリング FLH エレクトラグライド リバイバル」の記事です。詳細なスペックやカラーバリエーションなど、気になるハーレーのモデル情報を掲載中!
5月14日(金)から10月31日(日)まで期間限定で開催されている新キャンペーン、HARLEY|車両+盗難保険™ presents 「Harley Special Experience」。このキャンペーンは毎月2名様に「3週間のハーレーオーナー体験」をプレゼントというもので、なんとあのパンアメリカも当選モデルに入っているのだ!
エイプハンガーやワイヤースポークホイールで纏められ、ストリートチョッパーの指標的スタイルを持つハーレーダビッドソンのSTREET BOB114(ストリートボブ114)。2021モデルではついにミルウォーキーエイト114エンジンが採用された。
10年ほどの年月をかけて手が入れられてきた1966年式FLHを愛機に持つ井上英治。"スケさん"の通り名で親しまれている彼が愛用するウエスコブーツは、15年ほど履き続けているブラックノーチラスのボスで、つい最近ラプターソールに交換されたばかり。バイクに乗るときは必ずこのボスを履いていると彼は言う。
2021年4月7日(水)~8日(木)に2年ぶりの開催となった第6回JAIA輸入二輪車試乗会・展示会。ウェブや雑誌媒体など幅広いメディアに向けて行われるイベントであり、ハーレーダビッドソンやBMWモトラッド、ドゥカティ、トライアンフなど主要輸入バイク業界の最新モデルを一気に試乗することができる。